3月 182009
スズキKeiエンジン交換(F6Aターボ)
車両は12年式スズキKeiのF6Aのシングルカムターボです。
走行中オイルプレッシャーの警告灯が点灯し、エンジンからカラカラと音がしだしたとの事で入庫になったのですが、すでにオイルが無くエンジン内のメタル関係が焼きついてしまったようです。
まずはクランクとコンロッドのメタルを分解してるとメタルが焼き付きをおこしていたのがわかりました。
焼きついていたメタルを交換し修理完了・・となるハズでしたが、音は止まらず。
本来ならエンジンを完全にバラして悪い箇所を一つずつ修理すべきですが、今回は時間的余裕が無い事、程度の良い中古エンジンが比較的安価であった事、などから判断して中古エンジンへの載せ代えで対応することにしました。
いよいよここからはエンジンを下ろす作業になります。
まず始めにフロントバンパーなどの外装部品を取り外し、またマフラー、プロペラシャフト、ドライブシャフトなどの足回り部品もすべて外します。
また冷却水の流れているホース類の部品の取り外し。
ラジエターファン取り外し(ラジエターは残しました)
エンジンの電装部品につながっている配線の取り外し。
写真のようにまずエンジン、ミッション下に台車を設置。
で、どうやってこの状態からエンジンを下ろすのかというと・・・
エンジンを下ろすのでは無くて、車の方をリフトで上げます。
これでひとまずエンジンとミッションをおろす事が出来ました。
エンジンとミッションを切り離します。
右が中古エンジンです。
組み付けはこれまで分解してきた手順とまったく逆の作業になります。
最後に試運転を行い異状が無い事を確認し、無事お客様に納車となりました。