今回の試乗レビューは今更ながら、リッター30kmで話題のダイハツミライースです。
9月に発売されていますので、すでに巷で走り回っていることでしょう。
今回試乗させていただいたのは、いつもお世話になっている峰山の京都ダイハツさん。
わざわざ試乗の為に出かけた訳では無く、顧客のサービスキャンペーンの修理車を持ち込む事があり、その作業中の待ち時間に試乗させていただきました。
まずは見た目ですが、ヘッドライトの黒い部分がちょっとパンダっぽいですがフロントフェイスは特に個性的ではなく万人受けしそうな感じです。
イースの頭にミラという冠名がくっついているだけあって、基本は趣味より普段の足として乗るための車。
モーターショーなどの時のデザインから比べて無難におさえたのでしょう。
この車はデザインよりとにかく「低燃費」がウリですから、これが正解かどうかは分りませんが間違いでは無い気がします。
次に内装ですが、こちらの試乗車は中級?グレードのXと言うこともあり、メッキ類の装飾やデザインされたオーディオが付属し、それなりのものでした。
デザイン的に言えば特に奇抜でもなく、あくまで普通(笑)
ただ、廉価グレードのDだとダッシュボードがベージュ系になりガラスの映りこみが気になるとの話もあります・・
リヤシートの足元もそれなりに余裕がありそうです。
荷室はこんなかんじ。
リヤシートは分割できずそのままパタンと倒れるだけです。
荷室の広さはムーヴとかと比べるのはかわいそうですが、ベビーカーがギリ乗るぐらいですかね。
ではいざ試乗へ!
と、その前にメーターはこんな感じ。
めっちゃ逆光でわかりにくいですが(汗)
内装のデザインとは裏腹に、カラフルで未来的な感じ。
緑と青でエコを演出ですね。
さて、いざ走り出すと加速などは軽のノンターボとしては水準以上。
CVTですが加速中も以前のダイハツCVT車とは違い、回転が上がりすぎうるさい感じは軽減しているようでした。
ハンドリングも標準14インチ65扁平タイヤのおかげか、しっかりしているようです。
このクラスの車に155/65R14のサイズが一番安いグレードでも装備してるのは、時代の流れを感じます。
5年ほど前のミラといえば12インチが標準でしょ。
いっきにレベルアップした感じで、正直13インチでいいんじゃないの?と言うのも、商売柄まず思うのは、14インチだとタイヤが高いよね・・・と(笑)
おっと脱線しましたが、肝心の走りは上々。ただちょっと段差でゴツゴツ感があるのは、例によって14インチタイヤのせいかも。
信号待ちでは例のアイドルストップが作動。
メーターでアイドルストップ中の時間をカウントしてくれます。
で、それが何の役にたつのかは不明(笑)
発信時のエンジン始動はスムーズ。
加速するのにもたつく事は無いですが、いちいちスターターがキュルキュル回るのは慣れないと気になりますね。
試乗を終えディーラーさんへ到着。
気になる燃費ですが、メーターの燃費計をチェック!
えっ!?「10.8km/L」
名誉毀損で訴えられても困るので説明しますと、今回の試乗だけの数字ではなくこれまでのトータルの数字です。
多分営業所ヤード内をちょこちょこ動かしたためにこんな数字だったのだと思います。
イースに乗ってる他の人に色々と聞くと、待ち乗りでも大体リッター20はいくそうですのでご安心下さいね。
メカとして一応エンジンルームもチェック。
バッテリーがちょっと大きめなだけで普通でした。
ムーヴなんかと比べるとちゃんとエンジンルームがあり整備性は良さそうで安心(笑)
あとで車体の後ろにこんなステッカーが張ってあるのを発見。
めっちゃ急アクセルしてたんやけど(汗)
総括
とにかく今の時代燃費が話題性では一番。
この車売れ行き好調のようで、実際お客様から良くミライースはどうなの?と聞かれます(うちではまだ販売につながってませんが)
その時の回答は、燃費がいいみたいですね、と返しますが。
あと余談ですが、79万という低価格も話題なんですが、普通にキーレスエントリーの付いた車種を選ぶとなると他色々付いた99万の車(20万アップ!)を選ぶしかないという、何とも不親切な設定(オプションでキーレスは選べない)
アルトなら80万の車から付いてるのに・・
今時キーレスの無い車は誰も買わないですし、これではメーカーが「99万の車を買ってください」と言ってるよう思われても仕方ありません。
このようなグレード設定は他メーカーの車でも見受けられますが、今時の消費者は賢いですのですぐに見抜かれますよ。