車検で預かったBH5型のスバルレガシィB4ですが、トランクのスペアータイヤの収納部に水が溜まるので見てほしいとの事でした。
ちなみにこの車はレガシィのセダンボディになりトランクルームがあります。
さっそくトランクのスペアータイヤを見てみると水で濡れているのがわかりました。
次にトランク部の内張りをめくってみます。
すると右のテールレンズのあるあたりの内張りに、水が流れた跡が確認できました。
どうやら水漏れの原因はこのあたりのようです。
こちらがパネルの部分をトランク内から見たところです。
パネルの継ぎ目に赤錆が見えます
この辺の継ぎ目が怪しいですね。
テールレンズを外し外側からパネルの継ぎ目を点検します。
原因箇所を発見!
写真ではわかりにくいですが、この部分のパネルのかけ合わせ部のコーキング(シーリング)の部分がひび割れています。
確認するのにこの箇所にエアガンで空気を吹き付けると、室内に風が入ってくるのがわかりました。
水の浸入箇所さえわかれば、あとはそこを塞ぐだけです。
普通ならコーキングを打ち直すわけですが、今回は範囲が小さいのと手間を考え、市販の弾力性があり肉盛りも出来るセメダインを使いました。
今回の雨漏り原因は、パネルの継ぎ目のコーキングが経年変化で硬化し、ひび割れをおこしとものと思います。
このパターンの雨漏れは他社メーカーの車でも良く見られますね。
たとえばホ○ダ車とか・・
実は今回の修理と同じ日に、オデッセイのトランク雨漏れ修理をしました(笑)
雨漏れ箇所は見てもほとんど分からないような、ちいさなひび割れでした。
水というのは、ほんの小さな針のような穴からも進入してくるので発見が困難です。
しかし車種やメーカーごとのパターンさえ分かれば特定はしやすいと思いますね。