ホンダのフィットHV(ハイブリット)が発売されたのが昨年の秋。
今さらなんですが、試乗してきました。
試乗させていただいたのは、ホンダ車の事でお世話になっている、ホンダカーズ福知山さん。
別件で立ち寄る用事があり、ついでに試乗させてもらいました。
ではイザ試乗へ!
まず第一印象は、ハイブリッド化されたとはいえ基本はフィット。
運転席に乗った感じは通常モデルと変わりません。
ではイグニッションを回し路上へ向かいます。
HVだからといって試乗では燃費の良さはわかりません。
そこでとりあえずやってみたのは、坂道での加速。
ん~なるほど、走るねぇ。
今うちで乗ってる愛車が、先代モデルのフィット1.5(H15年式)なんですが、それと同等の加速感。
ホンダのハイブリッドシステムはCMでおなじみのIMAシステム。
これはトヨタのプリウスなどとは違い、簡単なシステムで「デンキはあくまでエンジンの補助」というスタンス。
加速中にはモーターがパワーアシストしてくれてる感じですね。
そういう意味ではターボチャジャーやスーパーチャジャー的な感じと捕らえる事もでき、ホンダ=スポーツのイメージにぴったりなシステムでは無いかと思います。
そういう部分を逆手に取ったのが、スポーツHVのCR-Zですね。
こらこら、2歳児のあんたには乗れません!(笑)
ホントに乗る気?
では本題にもどります。
次に乗り味ですが、これも良くも悪くもフィットというかホンダです。
個人的な感想ですが硬めの乗り味と感じました。
不快というレベルでは無いんですが、ちょっとした段差でも良くわかります。
その代りと言っては何ですが、走行安定性は良いと言うことなんでしょうか。
ちょっとそこらを走っただけなので、しっかりとは確認出来ませんでしたが、ホンダが最近オハコにしてる低重心レイアウト(燃料タンクを腹下に据え重心を下げる)のおかげでコーナーでは安心感があるのはさすがですね。
あと、今ウチが乗ってる先代とくらべて、パワステというかハンドルのセッティングが良くなってます。
うちの型のフィットは直線でまっすぐ走れません。
その代わりカーブで手放し出来ます(笑)
では最後に使い勝手ですが、やっぱり普通にフィットと同様です。
違いといえばフィットHVは、荷室の下にバッテリーがあるため下にある小物入れはありません。
でも荷室スペースは通常フィットと同様です。
おいおい、ハイブリットバッテリーはそこじゃ無いよ(汗)
フィットはさすがに売れてる車だけはあります。
売れる理由は使い勝手の良さでしょうね。
車自体が取り回しがしやすいサイズに対して、座席スペースや荷室のスペースが絶妙にいいと言うこと。
大人2人、子供2人の家族4人でベビーカーも荷物もちゃんと詰めます。
ライバルだったヴィッツは昨年末のフルモデルチェンジで全長を延ばして、完全にフィットに真っ向勝負をかけてきました。
でもフィットはHVという大技で対抗。
ついに販売台数でプリウスの牙城を崩しました。
ただ、これもHV性能だけでなく、フィットという車の基本性能がすぐれていたからこそのだと思います。
では一家4人の我が家はフィットハイブリットを買うべきか買わないべきか?
ん~、フリードハイブリットが出るまで待ちます(笑)