SRSエアバックのウォーニングランプが点灯するとの事で入庫したホンダバモス。
確認するとエアバック関係の異常警告を示す「SRS」のランプが点灯しっぱなしでした。
ひとまずどこが異常を確認するため、助手席側にある16ピンのデータカプラの4番-9番を短絡します
16ピンを正面から見て台形の狭い方の右から1番目が9番、広い方の右から4番目が4番です。
メーターのSRS警告灯の点滅回数を読み、異常個所を特定。
すると助手席側エアバック展開回路異常と確認できました。
異常個所を確認できたので、ひとまず異常コードを消去してみます。
エンジン関係などの警告ランプ点灯の場合は、バッテリーを外しても消去出来ますが、エアバック関係はそれでは消去出来ず別の方法が必要です。
運転席側ハンドル右下のヒューズボックス内に消去用の2ピンカプラがあります。
こちらがそのカプラです。
消去方法ですが、このカプラーの端子間を短絡、開放を繰り返します
IGスイッチOFF
2ピンカプラ短絡
IGスイッチON
SRSランプ点灯後、消灯するので消灯後4秒以内に開放
SRSランプが再度点灯するので、点灯後4秒以内に短絡
SRSランプが消灯するので、消灯後4秒以内に開放
SRSランプが2回点滅し、メモリー消去完了を知らせる
以上の工程を行った後に、再点灯した場合は、メモリー消去失敗か、故障状況にある場合が考えられます。
消去を行い、再度エンジンを始動しましたが、SRSのランプは点灯しませんでした。
その後走行テストを行なうも、再び点灯しません。
そこでディーラーに問い合わせたところ、まれにエアバックやシートベルトプリテンショナー関係のカプラ接点などの接触不良で、ウォーニングが点灯してしまう場合があるとの事です。
そこで今回はひとまず様子をみてもらうという事で、納車となりました。