エアコンが効かないという事で修理となった、H11年式ニッサンサニー(FB15型)。
エアコンスイッチを押してもランプが点灯せず冷気が出てきません。
まずエアコンガスが入っているかを点検しましたが、ガスはあるようです。
次にコンプレッサーのマグネットクラッチ、プレッシャースイッチなどを点検し、こちらも異状ありませんでした。
あとはスイッチ関係がどうかを点検するために、エアコンパネルのコネクターを取り外そうとすると、「カチ」っと音と共に、エアオンランプが点灯しコンプレッサーが動き、冷気が出始めました。
その後エアコンパネルのコネクターを動かす度に、スイッチが入ったり切れたりしました。
どうやらコネクターの接触が悪いようです。
そこでコネクターを取り外し点検しましたが、接触が悪い感じは見受けられません。
しかしコネクターを動かすと、やはりスイッチが入ったり切れたり・・
どうやらエアコンパネルの内部が接触不良をおこしているようです。
そこで部品の値段を調べるとパネルアッセンブリーで4万円!との回答。
こんな高いのなら簡単に交換する訳にはいきませんよね。
という事で、エアコンパネルを分解しまずは基盤のハンダ部分の接触がおかしくないか点検。
すると・・・・見つけました!
コネクターの差込部のピンと基盤とのハンダが一箇所割れて浮いています。
(分かりにくいですがハンダが黒くなっている部分)
ここが原因で接触不良をおこしていたんですね。
ハンダが割れている部分を再度ハンダをしなおし、組み付けるとカプラー部を触ってもエアコンは切れることなく働きました。
今回は単純なハンダ浮きだったため安く修理ができましたが、故障場所によってはあやうく高額部品交換となるところでした。