6月 092010
今回は故障修理では無いのですが、ちょっと珍しい仕組みだったので紹介します。
平成19年式のDY5W型マツダデミオなんですが、車検でリアブレーキのドラムを外そうとしました。
いつも通りハブのベアリングを緩めようと思ったんですが、ハブナットに緩め止めがして有りました。
これはおかしいなぁ、と思い念のため整備書を確認してみると、ハブナットは緩めずハブごとドラムを取り外すとの事。
リヤブレーキの裏側のバックプレートに4本のボルトがあり、これを緩めてハブとドラムをセットで取り外すようです。
ABSの配線を慎重に取り外しドラム&ハブを取り外します。
これが取り外したドラムとハブ
こちらがブレーキになります
整備士になって15年になりますが、ドラムを外すのにハブごと外さなければいけない方式のブレーキは始めてでした。
メーカーの説明いわく、ハブベアリングを非分解にする事により破損防止になるとの事です。
でも点検の度にハブを取り外さなければいけないという手間とリスクを負わせてまで、この方式にする必要があるんでしょうかねぇ?