ホンダオデッセイ(RB2)異音修理
エンジンのかけるとアイドリングでエンジンからガラガラと音がするという事で入庫しました。
お客様はエンジンオイルをしばらく交換してなかったからエンジンが壊れたかも・・と心配されていました。
確かにオイル交換時期はすぎていますが、オイルが空になってはいませんでした。
エンジンルームを開け音の出所を調べてみると、どうやらエンジン内部の音では無いようです。
また音の感じからしてファンベルトで駆動されている部品、パワステポンプ、ベルトテンショナー、ウォーターポンプあたりのようです。
そこでファンベルトを取り外しエンジンをかけてみると、音は止まりました。
次にウォーターポンプのプーリを手で回してみると、ゴリゴリとした感触があり、音の原因はこれのようです。
ウォーターポンプは水車の羽のようなもので冷却水を流す重要な部品で、壊れるとオーバーヒートを起こしてしまいます。
ウォーターポンプ取り外し作業
ウォーターポンプはこの奥に見えます。
上からカバー、パワステポンプ、テンジョナーを取り外し、最後にウォーターポンプを取り外します。
こちらが取り外したウォーターポンプです。
見た感じでは異状は分かりませんが、手で回してみるとゴリゴリとした感触があるのが再確認できました。
新品の部品に交換しエンジンを始動し、異音が無くなった事を確認し修理完了となりました。
今回の修理のようにウォーターポンプの異状で音がするという修理は古い車では結構よくあるんですが、この車は新車から5年半で走行も5万という比較的新しい車で、冷却水(クーラント)も錆などの汚れがある様子も無く良好な状態でした。
これぐらいの新しい車でのこの手の修理は、今まで経験した事がありませんでしたし、原因らしい原因も見つかりません。
そう考えると原因は品質的な問題?・・・と勘ぐりたくなる修理でした。