11月 092009
ニッサン セレナ エンジン不調修理
H14年式のTC24型日産セレナがタコメーターが動かなくなりエンジンのチェックランプが点灯、信号待ちなどでエンストするとの事で入庫しました。
エンジンのチェックランプが点灯しているので、まずはエンジン電装関係の異常と判断し、コンピューター内に記録されている異状データーを読み出します。
車両に簡易のOBD外部診断器を接続し、故障コードを読み出すとコード0355の「クランク角センサー系」が出力されました。
クランク角センサーとはエンジンの回転を読むセンサーです。
エンジン回転が読めないという事は回転計のタコメーターも動かないので、今回の症状に合致する事からそのままクランク角センサーの故障と判断しました。
急ぎの修理だった事や部品の価格がそれほど高くない事などからまず先に部品交換にとりかかります。
クランク角センサーの取り付け位置ですが、エンジンとミッションの合わせ面付近、ちょうどスターターモーターの下の方にあります。
写真で分かる様にこのままでは全くセンサーは見えません。
エンジンマウントを取り外しセンサーが見えました。
写真中央に配線が見えるのがセンサーで、シリンダーブロックに差し込まれています。
こちらが新旧クランク角センサーですが、新しい物と古い物を比べると形が違います。
発注ミスか?一瞬思いそうですが、ちゃんと取り付けが出来たので、部品が改善対策されているのかもしれません。
センサー交換が完了し試運転したところ、タコメーターが動くようになりエンジンの調子も良くなり、修理完了となりました。