ダイハツミラ・ココア試乗レビュー
今回の試乗レビューは、ダイハツ・ミラココアのプラスG、4WDのCVT仕様です。
この車がココアの最高グレードにあたり、いわゆる通常版との外観上の大きな違いはルーフレールでしょうか。
外観は丸目ヘッドらいとに丸みを帯びたボディーから分かる様に、ターゲットを女性に絞ったデザインですね。
もちろんライバルはスズキのラパンです。
内装も女性を意識した曲線インパネとルーミー色。
リヤシートはスライドせず昔ながらの倒れるだけのタイプとなっています。
外観上ベース車はムーヴかと思われそうですが、ミラと頭に付くだけにベースはミラなので後席の作りはこういうふうになっているようです。
最近では軽自動車でも後リヤシートがスライドしたりして座席の広さや、荷室の広さをアピールする事が多くなりました。
しかし実際に軽自動車に4人乗車やシートを倒しての荷物満載などの状況はほとんど無いように思いますし、これぐらいで特に問題ないような気がしますね。
さてここで問題です。この写真は何でしょう?
と言えば普通にルームミラーで正解ですが、このミラーの左端に小ちゃな画面があるのがわかりますか?
そうです。これがこのココアから新採用されたバックモニター付きルームミラーなるものです。
シフトをRに入れるとここに車両後方の画像が映し出されて、バックがしやすい!と言うものかと思いそうですが、実際に乗ってみると、この小さな画像だけでは怖くてバックできません(笑)
でも後方に子供などがいないかどうかは分かるとおもいますし、実質リヤのアンダーミラー代わりといったところでしょうか。
そういう意味では小さいお子さんのおられるママを意識した装備かと思いますね。
ここまで内装とか外装を紹介してきたんですが、一応試乗レビューなので、試乗した感想を。
NAのCVTに4WDの組み合わせでしたが、走りは必要十分だと思いますが、ちょっと気になったのは加速するのに回転が高めになるとエンジン音がうるさく感じました。
この辺は4WD特有なものなのかもしれませんが、女性をターゲットにするなら加速を多少犠牲にしても静粛性を優先した方がいいのかもしれませんね。
最後に、ダイハツの営業マンも最初から言ってましたが、ラパンを強く意識して作っている車です。
デザイン上クラシックな雰囲気を出そうとしている部分がオモチャっぽい風にも見え、ラパンよりも客層が狭い気がします。
しかしそういうのが好きな人にはまさにツボを得た車だと思います。