スズキワゴンRスティングレーCVT4WD仕様車試乗レビュー
販売されてから時間がたっているのでご存知の方も多いと思いますが、スズキの大黒柱であるワゴンRの兄弟車になります。
兄弟車なので外観や内装の違いを除けば基本性能はワゴンRと同じと思ってもらえればいいと思います。
今回試乗したのはCVTでなおかつ4WDのノンターボ仕様というもので、雪に縁の無い地域ではマイナーな仕様で雑誌の記事などでも取り上げられる事は少ないと思います。
でも雪国である私の住む地域では主力商品となっています。
ちなみにうちの過去のワゴンRの新車販売は9割が4WDですね。
ということもあり試乗するならやはり4WD車だと思います。
まず気になるのは走行性能ですが、その中でも4WDなので加速性能はどうかというところですね。
先代のワゴンRの4WDを乗用車から乗換えられたお客様から、上り坂が上らん!壊れてない?って言われたという(笑)伝説もあります。
はたしてCVTと4WDで走るのか?という思いで試乗に出ました。
平地ではCVTも思った以上に違和感無く走れます。
問題の上り坂ですが、予想以上に走るやん!という感じでしょうか。
もちろんノンターボですのでグングン走る事は無いのですが、先代の4AT車から比べると確実に坂道の登りが良くなっています。
エンジンのパワーはそれほど変わっていないので、CVTミッションの恩恵が大きいように思います。
CVTの場合は無段変速なので常に最適なギア比を選択できるというメリットがあります。
ですから登りではそれなりにエンジン回転は上がっていますが、
4ATのようにシフトダウンで加速、速度が出るとシフトアップを繰り
返すようなギグシャク感がありません。
それがが坂道の登りの良さにつながっているのではないかと思います。
今なら4WDでもCVTならエコカー減税の対象になる事を考えると、多少高くても4ATよりCVT車の方が買いではないかと思います。