試乗レビュー スズキ・ランディ編
試乗レビューの第2回はスズキのランディです。
ランディって車種に聞き覚えの無い方もおられると思いますが、いわゆる8にん乗りのミニバンです。
ちょっと車に詳しい方ならご存知でしょうが、日産のセレナのスズキ版ですね。
スズキ自動車が日産からOEM供給を受け、スズキのエンブレムを付けランディとして発売しています。
こんな言い方をすれば悪いですが、別にセレナを紹介しても同じです・・・と言ったらスズキの営業マンに怒られますね。せっかく試乗車を持ってきてくれたのに(笑)
試乗したのは2WDのGタイプです。
2000ccの排気量にCVTの組み合わせですが、1人乗車だと普通に良く走ります。
CVTも一昔の日産の車から比べるとCVT特有の発進時のもたつき感も少なくストレス無く走れます。
これが4WD車のフル乗車だとどうなるかわかりませんが、これだけ走るならそれほど問題は無さそうです。
運転席もこんな感じで特に選り好みの無いデザインだと思います。
こういう車でやはり大切なのは後部座席の使い勝手でしょうか。
セカンド(二列目)シートの足元スペースがこの状態で、サード(三列目)シートの足元スペースも十分確保されています。
セカンドシートが独立してスライドするのでサードシートの乗り降りも先代(セレナ)より楽ですね。
サードシートを一番後ろまで下げた状態での荷室ですが、荷物はそれなりにつめる程度はあります。
サードシートが跳ね上げ式になっていて簡単に荷室を広げることが出来ますが、7人乗車以上だとそういう訳にはいきませんよね。
そこでこの車で見つけた隠し部屋がこれ。
荷室の下にはゴルフバッグやベビーカーがスッポリ入るぐらいのスペースがあります。
ヘタすれば子供なら十分入れるんじゃ無いでしょうか。でも良い子はマネしないで下さいね(笑)
最後に感想ですが、エコカー減税や助成金の追い風もあり売れてるミニバンのナンバーワン(セレナだけど)のランディだけあって、抜かりなしといった感じでしょうか。
最大のライバルであるトヨタのノアと比較してみましたが、ハッキリ言って基本性能や機能はほとんど同じでした。
あとは好みの問題かと思われます。
でもこの車の最大のライバルは、やはり身内(セレナ)ですね。