エアコンコンプレッサー交換修理トヨタカムリ編(前編)
我々の業界で夏といえばエアコン修理です。
修理車両は平成3年式トヨタカムリでした。
エアコンスイッチを入れても全く冷気が出てこず、ACスイッチのランプが点滅するとの事です。
調べるとコンプレッサー自体が動いていないようです。
ガスが少ないとコンプレッサーが作動しない場合のですが、エアコンのガスを点検すると十分のガス量が入っています。
それにもかかわらずエアコンのコンプレッサーが作動しないのは、ガス圧スイッチ不良、コンプレサーを電気的にONOFFさせるマグネットクラッチ、または本体の焼き付きのいずれかの場合の可能性が高そうです。
そこでスイッチを無視して強制的にマグネットクラッチに電圧をかけてマグネットクラッチが作動するかを確認してみましたが、まったく反応無し。
この時点でマグネットクラッチの不良だと思いましたが、ACランプの点滅が気になったのでディーラーに問い合わせてみた所、ディーラーではエアコンは外注修理なので解らないとの返答。
さらに修理書だけでも見せてほしいと尋ねると、車両が古くて修理書はもう無いとの事です。
現実にまだ走っている車の修理書がもう無いなんて・・・いったいどうやってディーラーは修理するんでしょうね?
仕方が無いので、いつもお世話になっている自動車の電気関係の修理屋さんに問い合わせたところ、ランプの点滅はコンプレッサーのに焼き付きなどを感知するための回転センサーがあってその異状を示すものとの事です。
やはりその道のプロに聞いてみるものですね。
これはコンプレッサー自体にも問題がありそうです。
そこで車両を持ち上げコンプレッサーを外して確認することにしました。
確認するとやはりコンプレッサー焼き付いていました。
ただ、コンプレッサーを交換となると普通15万ぐらいかかってしまいます。
この車の年式的に考えても出来る限り修理代をかけたくないところなので、中古品で対応する事にしました。
コンプレッサーを組みなおし一旦車を納め、後日中古の部品が見つかってから修理する事にしました。
後半へ続く