走行中に異音がするという事で入庫となった、スバルインプレッサスポーツ(GP7型)
試運転をすると、ほんの少し走り出しただけで音がするのを確認できました。
いつものように4輪を空転状態にして、音の出ている箇所を確認する事にしました。
どこかハブベアリングの異常か、またプロペラシャフトのベアリング等に問題があるか、調べ始めたのですがどうやらその音の出どころはミッションの中からのようです。
確かにミッションケースからの音だというのは分かるのですが、音はケースに共鳴しているため、どの部分から出ているのかはこの状態では特定が出来ません。
さらにスバル車のミッションは特殊な構造になっており、ミッションだけではなく、フロントデフと4WDのトランスファが一体型で内蔵されています。
そのため、これらのどの部分から音が出ているのかの特定が非常にむずかしくなっています。
音の原因箇所が分からないかと調べてもらうため、スバルのディラーさんに車両を持ち込んで確認してもらったのですが、やはりミッション内の音ではあるが場所の特定は難しいとの事。
さらにディーラーでもミッションケースを分解して修理はCVTになっているので難しいようで、修理するなら本体を丸ごと交換した方が確実そうです。
という事で今回は走行距離の少ないミッションを調達し交換する事になりました。
下から見えるのがミッション本体です。
CVTミッションが下りました。
この中にCVT本体、トルクコンバーター、フロントデフ、4WDのトランスファーとビスカスカップリングのすべてが入っています。
こちらが届いた中古のミッション本体ですが、デフやトランスファーまで一体で内蔵されているため、通常のミッションより非常に大きく重いです(^_^;)
重量にして100キロ!ぐらいはありそうですね。
ミッション交換を交換し、試運転で音が無くなっていることを確認し納車となりました。
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