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10月 222017
 

初秋になると各地で台風による被害のニュースが流れてきますが、等地域でも台風による被害が小規模ながらありました。
今回修理となったお車は、台風被害の一つと言ってもいいかもしれません。

台風の大雨により道路が冠水していて、その中に車両が突っ込んだ途端エンジンが停止。
その後再始動しようとしたが、エンジンはかからなくなったそうです。

車は道路の冠水した場所で停止し動けません。

しかも車内にはちいさなお子様がおられたため、とにかく命が優先なので一旦車を放置し脱出されたそうです。

その後JAFに出動していただき、レッカーにて当店へ搬送となりました。
車両を確認すると、スターター動くのですが何かが詰まる感じでエンジンは回りません。
まさかエンジンが水吸ってる?

水が浸かった高さは、フォグランプあたり。

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この高さなら普通は水吸う事ないですが、エアクリーナを外すと水でびっしょり。

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シリンダー内に水が入り、いわゆるウォーターハンマーでエンジンが破損してしまってました。
分解し修理することも検討しましたが、走行距離が多い車だった事もあり、比較的距離の少ない中古エンジンに交換する事に。

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作業はエンジンとミッションがロワメンバーに乗っかった状態で、下から丸ごと抜きます。

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写真では分かりにくいですが、エンジンのエアを吸うダクトの給気口が左ヘッドライト下あたりに、しかも前から吸うようになっているのが分かりますか?

これではフォグランプぐらいの高さの浸水でも、前進する車の力で前から水を送りこんでしまいますよね(^^;

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皆様も道路の冠水があるときには、これぐらいの水なら大丈夫!と安易に考えていると、水中でエンジン停止!という事態に陥る可能性があるかもしれません。

大雨の中でのお車の走行にはくれぐれもお気をつけ下さい!

 

 

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