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8月 222012
 

新型ワゴンRが2012年9月6日、いよいよ発売になります。

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キーワードは「発電」との事。

今回のワゴンRは極秘主義のスズキにしては珍しく、事前情報がかなり発表されている力の入れようです。

うちに来るスズキの営業さんも力の入れようがハンパ無いようでした。

それもそのハズ、ワゴンRといえばスズキ自動車の屋台骨を支える看板車。

これでコケる訳にはいきませんよね。

冒頭にも触れましたが、「発電」がキーワードとの事で、新型ワゴンRの目玉は「エネチャージ」と言う新機構です。

そのエネチャージとは、減速時のエネルギーを利用し、高効率オルタネーター(発電機)で発電。

そのエネルギーを従来型の鉛バッテリーだけに蓄電するのでは無く、高効率リチウムイオンバッテリーを装備しそれに蓄電する事により、効率よく減速時エネルギーを活用し、燃費に貢献するというもの。

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高効率リチウムイオンバッテリーは助手席下に配置

当然ながら先立ってMRワゴンに採用された新型エンジンを搭載すると共に、アイドリングストップ機構もレベルアップして全車標準装備。

燃費は自然吸気エンジンでは、JC08モード燃費が軽ワゴントップとなる28.8km/Lを達成。

そのため2WD、4WD車問わず、全車エコカー補助金対象となります。

 

また今回新たに採用された新機構として、「エコクール」なるものがあります。

これはエアコンの室内ユニット(エバポれーター)に特殊な蓄冷剤を内臓する事により、アイドリングストップ時などでエアコンがOFFとなっても、その蓄冷剤のおかげでしばらくの間、冷風が出ると言う物。

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真夏の炎天下の中、どれだけ効果が有るかはわかりませんが、こういう細かい部分まで工夫を凝らし、快適性を極力軽減し、低燃費を実現しているんですね。

 

さて、これまで機能面ばかり説明してきましたが、もちろん気になるのは車の外観デザインです。

こちらの方は、まだ厳密には発売前は社外秘という事ですので、バーン!と写真を公表する訳にはいかないようです。

ただ、トップにあった写真をみればわかるように、パッと見ってどこが新型?と言われかねないほどのキープコンセプトデザインです。

 

これに関しては賛否両論あると思いますが、個人的にはこれで良いと思います。

これまでのワゴンR購買層は、基本的にはそれほどデザインにこだわらない人が多いからです。

ですから、変に奇抜なデザインは必要ではなく、必要なのは当たり障りの無い大衆性デザインと機能性。

それこそがワゴンRに求められるすべての事だと思います。

 

ただ、そうは言っても細かい点では改善点がいくつもあります。

ちょっと内部資料を見させてもらっただけなので詳しくはわかりませんが、リアガラスのベルトラインを少し下げ、さらにリア席の着座位置も少し下げたとの事。

この事によりリア席のガラス面が大きくなり、後席のヘッドクリアランスが増加し、より開放的かつ後方視界が良くなってそうです。

実はこの事は、現行型ワゴンRのリア席に乗った時、足元の余裕に対して、何故だか閉塞的な感覚を感じた事があったのを思い出しました。

たぶん、私と同様に感じた顧客の感想をフィードバックし改善したものだと私は捉えています。

 

今のご時世、ついつい燃費にばかり目が行きがちですが、実際は燃費より使ってみてお客様からの不満が無い事の方が、やはり私たち売り手として安心してお客様に勧められる車なのだと思います。

こういう一見目立たない細かい改善点の積み重ねこそが、ワゴンRという車を軽自動車販売台数NO1にしている要因なのだと思います。

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