マツダ新型CX-5 クリーンディーゼル試乗レビュー
発売前から気になっていたマツダのCX-5に試乗してきました。
メカニックの私としては当然気になるのは新型のディーゼルエンジン。
試乗したのはクリーンディーゼルエンジンの4WD車に19インチのアルミホイールが装備されたタイプでした。
新型ディーゼルエンジンは昔のイメージを一新
いわゆる昔のクロカン四駆とはだいぶイメージの違う運転席に乗り込み、まずはエンジンを始動してみました。
一昔前のディーゼルとは違い始動時も静か。
またアイドリング時もカンカンという甲高いノッキング音とは無縁の静けさ。
さすが次世代ディーゼルエンジンをうたうだけの事はあります。
エンジン音は動画で撮ってみました。
肝心の室内の音は?
と思った方、残念ながらエンジン音をカメラのスピーカーで拾う事が出来ないほどの音量でした。
あと肝心の試乗中の映像は自分で運転してたので撮れませんでした。
クリーンディーゼルの加速性能は?
試乗へはマツダの営業マンさんを従えて出かけました。
と言うことで街中を少しだけ運転しただけの感想ですが、走りも昔のディーゼルターボのイメージとは全く違いました。
まず営業店を出て平地を走ります。
昔のディーゼルのようなガラガラ音は皆無。
ガソリンエンジンのようとはいかないまでも本当に静かなエンジン音です。
そこからさらに走ると登り坂があり、営業マンさんの視線を気にしながら(笑)急加速してみます。
高負荷走行となるとさすがにディーゼル特有のノッキング音が聞こえますがそれもわずか。
急坂も気にせず加速していきます。
ただその時ふと思ったのがこれってノンターボなの?
いえいえスペックを調べるとちゃんとターボは付いてました。
僕の中ではディーゼルターボといえば、大トルクでターボが効いて走るというイメージでしたが、このエンジンはこれってノンターボ?と勘違いするほどのマイルドな加速。
これは大小2つのターボで低回転と高回転の2段階にターボ圧をかける、2ステージターボとなっているからでしょう。
最近ではガソリン車でも低燃費と街中での使いやすさを重視し、いかにもターボが効いてる!というような加速のドッカンターボ(笑)的な車は無くなりましたね(あれはあれで個人的には好きなんですが)
走りはSUVでも軽快
試乗した車はディーゼルでなおかつ4WDと言う事もあり車両重量は1610kg。
走りに関してはその車重を感じさせない軽快かつ自然なハンドリングでした。
マツダいわく「一体感を実感できる走り」とのうたい文句の通り、高性能と言うのではなく走る、曲がる、止まるというすべての動作において自然なフィーリングを目指した事が実感できます。
誰が乗っても早く走れて早くコーナーが曲がれて止まれる、もちろんそれが車としての高い性能を示すのですが、それが運転の楽しさととつながるかと言えば違います。
自然なフィーリングと言ってもそれは乗る人の感じ方によっても違うとは思いますが、個人的にはマツダの目指す車作りに共感を持ちます。
今回試乗したのはディーゼル車だけだったのですが、ガソリン車の方は70kgほど軽くなるようなので、ガソリン車の方がさらに軽快な走りかもしれませんね。
また機会があれば試乗してみたいと思います。
(1)>>(2)続く
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