トヨタのハイブリッドいよいよ真打登場!
アクアは昨年の12月に発表されているので、もうすでに実車の試乗された方も多いと思いますし今さら感はありますが、まだ乗った事無いよ、という方のために試乗レビューさせていただきます。
この新型ハイブリッドアクア(AQUA)は、同じトヨタのプリウスよりも一まわり小型で、クラスで言うとちょうど現行ヴィッツと同等サイズになります。
ハイブリッドの真打登場!と言うのも、ハイブリッドの看板車プリウスはもちろん大いに売れていますが、この車はそれを上まわる可能性がありそうです。
理由として普段の使い勝手という点では、プリウスのようなセダンタイプよりハッチバックに分があり、今の売れ筋主流はハッチバックに変わってきています。
そんな事もあってか小型ハッチバック市場において、先にハイブリッドを投入したホンダフィットが販売台数で一時リード。
後塵を背したトヨタですが、もちろんこのまま手をこまねいているハズはありません。
そこで今年度の車名別販売台数NO1を奪回すべく、昨年の年末にめがけて新型アクアを投入となったわけです。
AQUA(アクア)とは「水」の意味
この車は発売前から色々とウワサはあり、車名に関してプリウスの小型版ということで、当然”プリウス~”という名前になるものと思っていました(海外では”プリウスC”となる模様ですが)
販売台数を多くするためなら、カローラアクシオ、フィルダーのように、プリウス~という同じ名前の方が都合が良いはずです。
ところがあえてそれをせず、アクアという新たな車名を付けてきたあたり、単一車種だけで年間販売台数1位をトヨタが取るだけの自信があるとみていいと思います。
新たに付けられた AQUA(アクア)の名前の由来は”水”のラテン語から来ています。
人にとっての水のように、生きていくのに必要不可欠であり、あってあたりまえの自然な存在であるという意味が込められています。
つまりこの車は「ハイブリッドですよ」と言って誇らしげに乗る車では無く、「たまたま買った車がハイブリッドだった」という感覚。
その意味はこの車に乗って感じた「普通」感につながるのだと思います。
肩肘張らない「普通の車」それがアクア
運転席に乗ってまず感じるのは、特に未来的な感じでは無くいたって普通。
センターメーターやデジタルメーターなど今や当たり前ですよね。
シフトレバーに関しても、プリウスのよう小さなスティックでは無く、いたって普通のゲートタイプのフロアシフト。
この試乗車にはプッシュスタートになったスマートエントリーパッケージと液晶画面で充電状態などが見れるアドバンスディスプレイが装備され近代武装こそしていましたが、これはあくまでオプション。
これらの装備の無いタイプならより一層ハイブリッド車を意識しないのでは。
ただ本当のところは価格面でフィットハイブリッドに対抗する処置とも言えなくも無いですが、いかにも「ハイブリッドですよ」という演出に若干ウンザリしていたので、この「普通感」は逆にイイんじゃないかと思いますね。
(1)>>(2)へ続く
Sorry, the comment form is closed at this time.