タイトルの通り、自動車用HIDヘッドライトは昔みたいにフィラメント式のバルブ(球)が入っていないので、球切れの心配は無いのか?
答えはNOです。
HIDは昔でいうバルブにあたる部分には、フィラメントが使われていませんので、いわゆる球切れにはなりません。
しかしそのHID用バルブ(バナーとも呼ばれる)が不良になり、ライトが不灯になる事は、実は良くある故障なんですね。
それは安いチャイナ製の社外品の事でしょ?と思われるかもしれませんが、純正装備のHID(トヨタなどではディスチャージ、日産ではキセノンなどと呼ばれています)でもバルブ不良での故障は起きるんですよ。
症状は様々ですが、一番多いのは最初は点灯するが、しばらくすると消えるというパターン。
他には点灯しているが暗い、というパターンもあります。
こんな話題を出したのには理由があり、ここ数日の間に2台続けて、純正HIDライトのバルブ不良の修理があったからです。
1台は7年目、もう1台は10年目、過去には新車から3年で不良になった車もありましたね(汗
こちらが今回不良になったHIDバルブ。
レンズ部分の中が茶色く変色しているのがわかりますか?
またレンズが白く濁る場合もあります。
普通はこちらのバルブのように透明なのが正常です。
意外に多い純正HIDのバルブ不良にも関わらず、純正のバルブの値段は12000~以上の値段はするのが当たり前。
お客様に説明すると、まず第一声は「え~!そんなにするの~」です。
そこで当店ではお客様さえよければ、コストの安い車外品のバルブをおすすめしています。
純正で無いと言うだけで、ある程度の信頼がおけるメーカー品でも価格は4000円~5000円程度。
もちろん寿命に関しては100%の保障はしかねますが、純正でも普通に不良が起こるので正直なところそれほど性能に大差は無いと思います。
うちの車は純正HIDだから大丈夫!と思っている皆さまも油断大敵です。
くれぐれもライト切れにはご注意を。
HIDバルブにも車種により様々な種類がありますので、気になる方はお気軽にご相談ください。
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