車検入庫の予定だった、スズキ ワゴンR(MC11S)で、エンジンはF6A型ターボです。
引取りにお客様のご自宅まで行ったまでは良かったのですが、いざエンジンを始動しようとキーを回すもエンジンがかかりません。
スターターは回っているのでバッテリーは大丈夫のようです。
何度か始動を試みるも、いっこうにかかる気配が無く、そうこうしているうちにバッテリーが弱ってきたため、やむなく牽引にて工場へ。
工場へ帰って来てからも、やはりエンジンがかかる気配はありません。
スターターをいくら回せど、プスリとも言いません。
もしやまた例の燃料不良?
という事でプラグを外し点検してみると、プラグが燃料でドボドボ・・・のハズが全然濡れてる気配がありません。
今回の場合は燃料がシリンダー内に噴射されていないようです。
そうなると真っ先に疑べきは燃料ポンプなんですが、ちゃんと動いていますし、燃料も吐出されていました。
では原因は何なのか?
実はこのお車、以前に加速に問題は無いが信号待ち等でエンストする事があると言う相談があり、その時はアイドル回転を制御する装置のISCVの不良ではないか、という事で、その時はISCVを分解し清掃。
その後症状は良くなっていたそうですが、最近また良くエンストするとの話で、今度はISCVを交換する話をしていました。
ただISCVの不良の場合、エンストはすれどもスロットルさえ開けていればエンジンが始動できない事はないはずです。
どうや別の部分に問題がありそうです。
そこでエンジンコンピューターに故障記録が無いか診断機で調べてみる事に。
すると・・・出ました。プレッシャーセンサー系等の異常コード。
プレッシャーセンサーは流入空気料を計測し、燃料の噴射量を決める重要な部品。
この部品が故障すると、走行はおろかエンジンも始動出来なくなります。
なるほどねぇ~これが原因ならエンジンはそらかからんでしょ。
という事で事前に問題視されていたISCVと、プレッシャーセンサーを同時に交換出来る事もあり、スロットルボディASSYを中古で交換してみました。
すると、エンジンが無事一発始動しました(^^♪やった~
こちらが交換したスロットルボディASSY
これにISCV、プレッシャーセンサー、スロットルセンサーが付属してます。
さぁ、これでようやく車検作業ができます。
車検作業のため、一旦エンジンを停止します。
そして作業完了後、再度エンジン始動・・・・のハズが何故かまたエンジンがかかりません(;゚Д゚)ウソ!
ん~先ほどの喜びはぬか喜びだったとは・・トホホですね。
まぁ、実のところを言うと少しはそんな気がしてました。
理由はプレッシャーセンサーが完全に死んでも、燃料を全く出さないって事は無いはずです。
始動までいかずともブスブスブスって感じに普通はなります。
ですから原因は他にあるような・・とは思いつつも、その時は疑いませんよね(^_^;)
まだまだ私も修行が足りません。
では原因は何なのか?
またもや迷宮入りなのか?はたまた解決するのか?
答えは次回のお楽しみに~(笑
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