紹介するのは、ホンダのHR-V、エンジンがD16A型のタイミングベルト交換作業です。
今回はこの車両のタイミングベルトを交換するにあたり、注意点だけを紹介します。
タイミングベルト細かい交換手順については、ホンダ車の1600ccなら大体手順は同じという事で、以前にホンダのインテグラのタイミングベルト交換を紹介してますので、そちらを参照下さい。
で、注意点というか、今回ちょっとひねりが必要だったのはエンジンマウントと取り外し方です。
下の写真に写っているのがエンジンマウントですが、いつものようにボディ側のボルトとエンジン側のナットを取り外せば、マウントが取れる・・・ハズだったんですが、どうやっても取り外せません。
スペース的には取り外せそうなんですが、エンジン側のステーに立ててあるスタッドボルト(立て込みボルト)が邪魔で取り外せません。
以前にも似たようなケースがあり、その時はこのスタッドボルトを取り外しました。
そこでボルトを確認すると、下に8mm六角が切ってあり、ボックスで取り外せるようになっていました。
こちらがスタッドボルトを取り外した状態です。
この状態になればマウントを取り外す事ができる・・・・
ハズでしたが、やっぱり取れませんでした(笑)
厳密に言えばなんとかすれば取り外す事は出来るとは思うのですが、隙間さえ空けばそこにベルトを通す事ができます。
そこでマウントを取り外す手間を考え、あえて取り外すさずにベルト交換を行ないました。
今回はマウントのスタッドボルトが取り外せるように作ってあったので、簡単に解決できました。
昔あったのは、修理書どおりの手順なら取らないボルトを、作業効率を良くするため、ダブルナットをして取り外した事がありました。
メーカーの修理書というのは、正しいやり方には違いないのですが、いわゆる教科書どおりで、中には非常に効率の悪い手順もあります。
そこはメカニックの知恵と経験で、さらに効率の良い手順を考えだすのが、本当のプロなんでしょうね。
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