このマークでおなじみの「平成22年度燃費基準」ですが、エコカー減税や新車購入補助金制度などで存在を知られる事となりました。
達成率は車種によって違うのはご存知かと思います。
この数値によりその車が減税や新車購入補助の対象になるかならないか決まります。
燃費は10・15モード値によて表記されていますが、単純に燃費の数値が良いものが達成率が良いのでは?と思うの
が普通です。
トヨタのカローラアクシオ2WD1.5ccの燃費が18.2L/kmに対し、
アルファード4WD2.4ccの燃費は11.4L/km。
明らかに燃費が良いのはカローラです。しかし燃費基準達成
率で比較すると、カローラが+10%に対しアルファードが+25%とアルファード
の方に軍配が上がります。
これは「平成22年度燃費基準」の達成率は、車両重量ごとに燃費基準値が設けられていてそれに対する達成率で決ま
るためです。
(参考データ)
車両重量(kg):燃費(km/L)
~ 702:21.2
702~ 827:18.8
828~1015:17.9
1016~1265:16.0
1266~1515:13.0
1516~1765:10.5
1766~2015: 8.9
2016~2265: 7.8
2266~ : 6.4
同じ燃費の車でも、車両重量が違うと燃費基準値も変わります。
基本的には車重の重い車ほど燃費基準値が低い訳ですから、計算上燃費が同じなら重い車の方が達
成率が高くなる場合が出てきます。
そのため車によっては同一車種にも関わらず車重が重くなるオプション(サンルーフなど)を装備すると普
通は燃費は悪くなるのですが、達成率は良くなるという事がおきるのです。
カローラよりもアルファードの方が環境に優しい?これって何か変ですよね。
Sorry, the comment form is closed at this time.