実はちょっと前にの修理になるのですが、今回紹介させていただくのはホンダアクティトラックHH7型のミッション分解修理です。
入庫の理由は走行時にエンジン付近から異音がすると言う事。
音の種類から言うと、ウィーンという唸り音。
車両停止状態でエンジンを空ぶかしすると、回転に合わせてウィーン、ウィーンと音がします。
この時点でハブベアリング、デフが異音の原因から外れます。
こうなると一見エンジンからの音のように感じますが、クラッチを切ってみると音は止まります。
クラッチを切ると、エンジンとミッションが切り離され、動力はミッションに伝わらなります。
そうするとミッション内部の回転が止まり、と同時に異音も止まったと言うわけです。
また、よくあるクラッチのレリーズベアリングの損傷なら、クラッチを踏んでも音が出るのが普通です。
という事で音の原因はミッション内部という結論に至りました。
また音の感じからベアリング関係の損傷の可能性が高そうです。
一応中古ミッションを探してみましたが、結構いい値段です。
分解工賃と中古ミッションを天秤にかけても、オーバーホールの方が断然修理代が安く出来そうですので、ミッションの分解をする事にしました。