新年あけましておめでとうございます。
旧年中は皆様より多大なるご愛顧をいただきありがとうございました。
本年もスタッフ一同お客様に喜ばれるよう、より一層のサービス向上を目指していきたいと思います!
新年6日土曜の営業開始からの期間中、恒例のガラガラ抽選会を実施します!
話題のドライブレコーダー等、豪華賞品が当たるチャンスです。
特に用事が無くてもOKですので、お気軽にご来店ください!
今回お客様からご依頼を受けたのは、BMW3シリーズ(E90)型式VA20のエンジンマウントの交換でした。
エンジンマウントは縦置きエンジン左右にあり、ロワメンバーの上に乗っていてエンジンを支えています。
そのためエンジン本体は当然浮かす必要がありますが、ロワメンバーも車体から切り離す必要があります。
ロワメンバーにはフロントサスペンションのロワアーム類がついていて、外すとなると大ごとになるため、完全に取り外すのではなく、車体から少し浮かす(正確には降ろす)状態で隙間を開けることで、エンジンマウントは取り外す事が出来ます。
ということで上からはエンジンを吊り上げ、下からはロワメンバーを支えるという同時作業が必要になるわけです。
こちらが取り外したエンジンマウントと新品のエンジンマウントです。
こちらが真横からマウントを見た写真です。
少しわかりにくいですが、センターのゴム部分の高さが違うのが分かるでしょうか?
古い方が左で少し低くなっています。
これを見ると新しいマウントに交換すると走りや振動が劇的に良くなった!とはいかないまでも、完全にヘタリきる前の交換は必要そうですね。
整備を終え試乗すると、ハンドル位置が狂っていました。
やはりギアボックス等一旦取り外している事もあり、サイドスリップ調整やハンドル位置調整は必要でした。
これらを再度調整しお客様へ納車となりました。
初秋になると各地で台風による被害のニュースが流れてきますが、等地域でも台風による被害が小規模ながらありました。
今回修理となったお車は、台風被害の一つと言ってもいいかもしれません。
台風の大雨により道路が冠水していて、その中に車両が突っ込んだ途端エンジンが停止。
その後再始動しようとしたが、エンジンはかからなくなったそうです。
車は道路の冠水した場所で停止し動けません。
しかも車内にはちいさなお子様がおられたため、とにかく命が優先なので一旦車を放置し脱出されたそうです。
その後JAFに出動していただき、レッカーにて当店へ搬送となりました。
車両を確認すると、スターター動くのですが何かが詰まる感じでエンジンは回りません。
まさかエンジンが水吸ってる?
水が浸かった高さは、フォグランプあたり。
この高さなら普通は水吸う事ないですが、エアクリーナを外すと水でびっしょり。
シリンダー内に水が入り、いわゆるウォーターハンマーでエンジンが破損してしまってました。
分解し修理することも検討しましたが、走行距離が多い車だった事もあり、比較的距離の少ない中古エンジンに交換する事に。
作業はエンジンとミッションがロワメンバーに乗っかった状態で、下から丸ごと抜きます。
写真では分かりにくいですが、エンジンのエアを吸うダクトの給気口が左ヘッドライト下あたりに、しかも前から吸うようになっているのが分かりますか?
これではフォグランプぐらいの高さの浸水でも、前進する車の力で前から水を送りこんでしまいますよね(^^;
皆様も道路の冠水があるときには、これぐらいの水なら大丈夫!と安易に考えていると、水中でエンジン停止!という事態に陥る可能性があるかもしれません。
大雨の中でのお車の走行にはくれぐれもお気をつけ下さい!
エアコンが効かない!
とご来店いただいたのはトヨタプリウスにお乗りのお客様。
今年の猛暑でエアコン効かないのは、生死にかかわる(笑)問題ですよね。
お客様曰く、さっき、トヨタのDで見てもらったんだけど、エアコンは調べれないと言われたそうです。
んー最近のDはエアコン修理は外注まかせなので、見てもくれないんでしょうか(^^;)
とりえずエアコンガス圧をチェックするため、ゲージを接続。
ガス圧を見ると、空では無い物の低圧高圧ともにガス圧が低めでした。
これならガス補充で効きそうです。
ということでガスを補充。
これだけで、普通に効くようになり、一旦は修理完了。
ただ、ガスが減ると言うことはどこかで漏れてる、と考えるのが普通です。
そこで、漏れてる箇所を特定するため、蛍光剤入りのエアコンオイルを補充しておきました。
これで、しばらく様子をみていただき後日漏れてる箇所を調べることにします。
まだ新しいプリウスなのにガス漏れするなんて珍しいですよね。
結果はまた後日報告、またはお問い合わせ下さい(^_^)/